真夜中の小話。

夢をみよう

Free!~the Final Stroke~ 前編 

 

 

それは中学生の頃、偶然見つけたアニメだった。

 

 

 

 

BS11というチャンネルで深夜にアニメを放送している!

偶然見つけてしまった、嬉しい情報

中学生だったわたしはとにかくなんでも、どんなアニメでも見たい気持ちから

Free!を夢中で見ていた

美しい映像にただただ惹かれて、毎週見ていたことだけは覚えている

 

そして今、Finalという文字がなかなか受け入れられない。

私は終わりを連想させる単語はどうも苦手らしい

(某アニメの終わる終わる詐欺も心臓に悪かった)

 

 

 

前編を見終わった後、喜怒哀楽が入り混じって、苦しいと思った

 

 

 

ついにここまでハルちゃんは来たのか~来てしまったのか~

誰目線やねん、といつも言われる。基本的に私は「お前どこポジ?」と言われるくらいの距離感でみんなを見ています()

 

予選で泳ぐ姿・・・!ハルちゃんのお父さんお母さん見てますか・・・ハルちゃんはこんなにも美しい・・・!人魚だよあんた・・!

 

居酒屋でご飯食べているシーン見て、うわああそうかハルちゃんたちまだ未成年だったか!と当たり前の設定を忘れてしまっていた。お酒が飲めるようになったらお姉さんがおごってあげるから好きなだけ飲んでね!と言える世界戦はどこですか!?ください!!

 

 

水をひたすら求めていたハルちゃんが、勝負・勝ちにこだわり、速さを求めていく姿を見て、胸が苦しくなったのはきっと私だけではないはず

勝ちにこだわり、速さを求めるのはむしろ必要ではある。でもどこかいつものハルちゃんじゃない気がして、

そしたらラストあたりでもう衝撃、鳥肌、

ハルちゃんの目が違ああああああうううう!!

 

 

 

どうか、どうか、壊れないで、速さに飲み込まれないで、大切なものを捨てないで、

 

そんな想いと同時に、速さを求めて美しく狂っていくハルちゃんも見物では・・・?と考えてしまう自分の正直な欲望をお許しください

 

 

お前らずっとわちゃわちゃしてろよ頼むから・・・!

 

 

 

貴方もあたしも夢を見続ける

 

 

 

 

“砂漠から海まで僕たちは一緒だった”

 

 

 

 

お互いがお互いのことを熟知し、支え合って、いまの彼らが存在する

 

そして彼らの存在理由がARMYなのだろう

 

 

「ARMYはBTSのものだ」

 

 

さいっっこうに痺れた、ファンへの言葉だった

 

 

 

 

 

burn the stage the movie .

 

 

(自己解釈な、新参者が感じた彼らについて)

 

 

 

 

自身たちが望み、求められるステージを創り上げるために身を削るような思いをしているのはどこのアイドルもアーティストもしている

 

 

 

その思いを伝える方法の一つがドキュメンタリー

 

 

 

失敗が許されない緊迫した空間を、こちらの胸が締め付けられるような映像が多いかと思ったが

 

 

笑いもあり、涙もあって、BTSから20代の男性へと戻る場面もあった

 

 

 

「幸せを与えるためには自分たちも幸せでいなくては」

 

それをモットーとして過ごしているんだろう

 

 

 

あたしは推しに対していつも思うことがある

 

「あなたが幸せならそれでいい」と

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

デビュー当時の彼らの映像が流れた時、やはりあの感情が渦巻いた

 

あたしは彼らが小さいステージで歌ってきた時代を知らない

 

映像を見て、戻ることのできない時間、幼い彼らに向けての感想を述べることしか出来ない

 

それだけで十分じゃないか、と思いたい

 

それだけで満足できない欲深い自分が、もっと早く彼らを知ることが出来たらと、潤すことの出来ない渇きは時間が戻らない限り無くならない

 

(新規が覚える、最初の欲求だろう)

 

 

 

 

ドキュメンタリーの中でも欲のことを渇きと読んでいた

 

 

競争率の高いK-POP

 

その中で生き抜くためには人の目を、耳を、心を惹く音楽を、唯一無二の音楽を手にすることが夢への第一歩なんだろうな、と

 

 

 

もっと有名に

 

最高のパフォーマンスを

 

自分たちが理想とする音楽を

 

 

 

追い求める夢という渇きを彼らは一つ一つ満たしていった

 

 

そしてその夢が重なり合い、

 

 

BTSは世界的な影響を与えるグループとなっていた

 

 

 

 

 

世界的グループ BTSという名が一人歩きをし

彼らに対する理想の姿が多々存在している

 

本当のBTSとは?

 

人々が作り上げてしまった理想と葛藤しながら

彼らは自分自身を愛し、周りを愛していくのだろう

 

 

 

 

 

 

永遠て言葉なんて存在するだけで

実際に永遠というものをあたしは感じたことがない

 

いつだって終わりが存在する

 

そして誰もがその終わりを信じたくはない

 

彼らも夢の終わりを恐れている、そんな姿が見受けられた

 

 

 

 

大好きな音楽だけができる夢を

 

 

終焉のない、燃えるようなステージを創り上げる彼らの夢が続きますように

 

 

ARMYもその夢を見続けていきます

 

 

 

 

 

 

そしてどうかその夢が彼らにとって苦しいものへと変貌しないことを、大好きだと伝える音楽と一緒に走り続けることの出来る未来を、あたしは強く願う。